手癖が悪くてちょこちょこと些細なものを盗むが名前が書いてるとかバレそうなものや
高いものは狙わず警察に訴えるのも微妙なものを盗む女が近所にいた。
セコケチというか、価値がないものでも関係なく盗むこと自体が楽しいんだろうか。
近所の人が百円ショップで買ったスカーフを盗んで、
しかも普通に自分で使ったりするもんだから当然突っ込まれるが
私も同じものを買っただけよ!で押し通しそれを論破する材料がないって感じ。
あまり関わりたくないが嫁はある程度は近所の付き合いで顔を会わす必要があるので
放置できないから何か釘を刺しておこうとトラップを仕掛けることにした。
ある日嫁がUNIQLOの袋を持って歩いてたら泥ママに声をかけられた。
世間話とともに嫁が
「ユニクロで気に入ったデザインのパーカーがあって夫に買ってもらったの」という感じの
会話をしたら案の定泥ママの目の色が変わり、そして嫁に電話が来て
一時的に荷物を置いて聞こえない場所に移動して通話するとひっそりと泥ママが
ユニクロの袋からパーカーを抜き取って自分の買い物袋の底に押し込み
通話の終わった嫁に別れの挨拶をしてそそくさと消えていった。
もちろん罠であって意図的に盗ませたんだが、
まさか本当にパーカーを抜き取るとは思わなかったと嫁が言ってた。
そして数日かけてパーカーが家に帰って袋を見たら無くなってた的な根回しを
近所の人々にしておいた。
普段着として着ていて何度か近所の人々に覚えられるほどになったが
あえてそのまま黙っていた。
ちなみにパーカーのデザインはで左胸に英単語らしいプリントと背中に大きな
何かのマークがプリントされたピンクのパーカーでもちろんUNIQLOのあのマークも
首の後ろ部分にしっかりある。
町内会のイベントで近所の住民が集まる時もそれを着ていたので
そろそろ問い詰める時かと思い、休憩時間に他の人たちがいるところでズバリ聞いた。
俺「○○さんのそのパーカー、ご自分で買ったものですか?」
世間話などから入りつつもそれを切り出し、慌てる泥ママに対して妻に買って
"無くした"パーカーと同じものをなぜ持ってるのかを直球で切り出した。
回りの人々も耳を傾けてる中で、泥ママは言い訳をする。
泥「これは近所のUNIQLOでこの間買ったんです」
俺「○○店ですか?この間っていつ?」
泥「一週間前にそこの店舗で買ったの!
あなたの奥さんが買ったのと同じものを私も気に入って買っただけよ!
私が盗んだみたいに言わないでよ!ユニクロなんだから同じものはいくらでもあるでしょ」
確かにそのピンクのパーカーは全国のUNIQLOで大量に売ってるものと全く同じで
妻の名前を書いてるわけでもない。
だから妻のと同じのを泥も買ったと言い張れば否定できる証拠がない…と考えての主張だと。
証人になってもらった。
俺「ところでUNIQLOってオンライン通販を使えばプリントや刺繍ができるんですけど」
泥「は!?」
そのピンクのパーカー自体は確かにどこのUNIQLOでも売ってる品物だが
UNIQLOは追加料金を払えば店頭のものと同じ服に印字等ができるサービスを
オンライン限定でやっている。
妻のパーカーの背中にでかくプリントされたロゴは妻が遊んでるネットゲームの
チームの紋章として妻自身がデザインしたマークで左胸の英文らしきものは
妻の名前を逆にしたものだ。
妻の名前がサトウカオリならIroak Sみたいな感じの(気付けよ)
それが届いたら普通のUNIQLOの袋に詰め替えて店で買った帰りのように
妻に運ばせたらこうなったわけで
俺「パーカー自体はどこのUNIQLOでもあるけど、それは店舗じゃ買えないし
注文して一ヶ月かかったし注文した記録も何もかもこっちが持ってますが
なぜあなたがそれを?」
完全にうなだれて反論できない泥。
ざわめく周囲。
俺「それは安いなりに妻が喜ぶと思って注文したものです(実際はお前をハメるためだが)
それを盗まれてこれ見よがしに着られたら黙っていられない被害届も出させてもらいます」
結局泥ママと夫が揃って土下座し、被害届を出さない変わりにそのパーカーの代金の
数倍のお金と絶対に再発させないと一筆書かせて、後は近所では泥ママはおとなしくなった。
UNIQLOをよく利用する人もしない人もいるけど、
使わない人はもちろん、よく店で買う人でもUNIQLOでオリジナルプリントとかしようとは
あまり思わないよね。
過去に被害にあった訳でもないんだよね?
泥は自業自得だけど、なんか怖い
そんな印字サービスがあるのは知らなかった。
いいトラップでしたね。乙でした。
元スレ:復讐とまではいかないちょっとしたいたずらや仕返しを語れ
http://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1395985297/

タイトルで実際に釘をぶっさして懲らしめたかと思ったのに、拍子抜けだ。